IS01のマルチタップはピンチジェスチャーのみの対応だった?

コメントをいただき、IS01でのピンチジェスチャー(2つの指を開いたり閉じたりで拡大縮小)の使用方法がわかりました。
コメントをくださったmichiさん、情報提供ありがとうございます。

※IS01の独自仕様なので注意
マルチタップ時、MotionEvent#getSize()で2つのタップ箇所の距離を取得できます。
マルチタップしていない時は0になります。

マルチタップ時、MotionEvent#event.getX(), MotionEvent#event.getY()で取得される座標は2つのタップ箇所の中間地点になります。
マルチタップしていない時はタップした座標が取得されます。(当たり前)

この2つの独自仕様を利用して、IS01ではマルチタップ処理(ピンチジェスチャーのみ?)を行うことが出来るようです。

ソースはこちら
SH Developers Square – 2点同時タッチした際の挙動につきまして

上記リンク先では、取得座標が中間地点になる仕様の回避方法として、getSize()が0以上の時にはタッチイベントを無視してくださいと回答されています。
この回避方法しか無いなら、IS01ユーザがマルチタップで誤動作しないように気をつけてくれる事を期待して放置で良さそうですねw

IS01の右メニューの幅

IS01ではアプリ起動時、横向きだと画面右側にメニューが表示されています。(縦向きだと下に表示)
このメニューの幅は106ピクセルなので、アプリの表示領域はFWVGA(854*480)のサイズとなります。

エミュで実行していると気づかないのでご注意ください。
右側のメニューを消す方法もあるようですが、IS01独自のものなので消さずに対応する方が良いでしょう。

IS01のマルチタッチは一般アプリからは使用できない…

IS01に標準搭載されているブラウザではマルチタッチで、拡大・縮小が行えます。
OSのバージョンが1.6なので通常はマルチタッチに対応していないのですが、独自のAPIで機能を実現しているそうです。
独自拡張のためAPIは非公開になっており、一般アプリで使用することは出来ないとのこと。
更にOSのバージョンをあげる事は不可能、と発表があったので今後もIS01ではマルチタッチを使用できないことに。

マルチタッチのアプリを作ろうと思っていたのに残念です。

ソース
「コミュニティの重要さをZaurusで学んだ」、国産Android端末IS01/LYNX設計者と開発者が交流:ITpro
IS01のアップデートは今後行わず KDDIが“発表” – SankeiBiz(サンケイビズ)