[P4U2]アイギスの起き攻めで崩される確率は”16%”!?

P4U2随一の理論家、ろーりーです。

 

P4U2について、今日は書きます。

この記事はあくまで初中級者の方向けですので、上級者(個人的にはPSR650以上くらいからは上級者)の方にとっては当たり前の内容かもしれませんが、再確認の意味合いもありますので、読んでいただければ幸いです。

 

今日のテーマは【オルギア起き攻めの読み合いについて】

 

この記事は、まちゃぼー氏(ギルティギアのトッププレイヤー)の記事「格闘ゲームの読み合いについて」を見て感化されたのがきっかけで書いてますので、まずは上記の記事を読んで頂くことをオススメします。非常に面白いです。

 

さて、本題。

 

アイギス、嫌だなーって人結構いるんじゃないですか?

 

アイギス、嫌だなーって思ってる人の90%は”崩し見えないやんけ!クソじゃんけんロボ死ね!”って思ってると思います。

確かに、オルギア起き攻め、強いですよね。

ホバーブーストから高速中段。あれがどれくらいの速さで飛んでくるかというと、実に17F(密着時想定)です。

先日のぐるぽさんの記事を見て頂くと、これがどれだけ異常な数字かわかると思います。

見てから立ちガードしようとしても、基本的には無理です。諦めて下さい。

 

「見てからガードできない中下段?完全2択やんけ!!50%の択をかけ続けられて死ぬしかないやんけ!!しかも詐欺ブースト?とかいうのがあって逆ギレもアカンのやろ??運ゲークソキャラやんけ!!おみくじでも引いてる方がマシじゃボケェ!!」

 

って思ってる方も多いと思いますが、それは違います。知識が不足しているだけです。

(実際アイギスを使っていると、これくらいの勢いでキレられることはよくあります。多分アイギス使い誰もが経験しているはず…)

 

 

じゃあ具体的な例を挙げて、掘り下げて考えてみましょう。

 

あなたは今オルギア状態のアイギスにこかされてしまい、起き攻めを受ける側です。

逆ギレの届かない間合いから、アイギスが5Bを重ねてきて、そこからブーストJB(中段)と2AB(下段)の2択をかけてくるとします。

これはアイギス戦でよくある場面ですね。この一連の流れで、どのような読み合いが発生するでしょうか?

 

結論から言うと、この一連の流れで、しっかりと知識があり、対処法を実践できれば、最終的に被弾する確率は約16%程度に抑えることができます。

 

もっと深く掘り下げます。

 

まず、5B後のJBと2ABの2択ですが、アイギスの主力の崩しといえる、強力な連携です。

しかし、5Bを直前ガードすると、JBとの間に隙間ができます。逆ギレが通ります。

正確に言えば、直ガしなくても隙間はありますが、前述した詐欺ブーストというテクニックで逆ギレを詐欺られてしまいます。

5Bを直ガして逆ギレを押すと、発生10F以下の逆ギレを持つキャラは、次のJBに逆ギレを当てることができます。

(なお、P4U2のほとんどのキャラの逆ギレは発生10F以下です。)

ちなみに5Bと2ABは直ガしても連続ガードです。

しゃがみ状態で5Bを直ガ、逆ギレを押すと、JB・2ABどちらが来ても両対応となります。

 

これらを踏まえてどのような読み合いが発生しているか?

崩れないのを勝ち、崩れるのを負けとした場合


受け手:立ちガード…中段択⇒勝ち 下段択⇒負け 様子見⇒勝ち

受け手:しゃがみガード…中段択⇒負け 下段択⇒勝ち 様子見⇒勝ち

受け手:直ガしゃがみ逆ギレ… 中段択⇒勝ち 下段択⇒勝ち 様子見⇒負け


対処法さえしっかり取れば、崩れる確率は3分の1。33%程度であることがわかります。

 

加えて、もう一つ読み合いポイントがあります。

起き上がり時に重ねられる5Bです。

5Bは弾属性です。完全に重ねられたとしても、1Fから弾属性無敵があるQEが通ります。

ここも、5Bの属性・QEの無敵の仕様を知らないと、読み合いポイントということにすら気付けません。

※ごめんなさい!5B先端間合いだとQEしたら5A確定みたいです ><;

まぁ一部キャラのスライド逆ギレが届くので、それとの読み合いってことで。

 

ここで相手側のQE狩りの様子見との読み合いが発生するため、まずは2分の1。

つまり1/2×1/3で1/6。上記の攻めは、

約16%の確率でしか崩れないセットプレイということになります。

 

もちろん、あくまで一例です。

中段ガードした後に次の択が来るとか、QE狩るために2ABをいきなり重ねてくるかもしれないとか、逆ギレをガードされてもSCとの読み合いを起こせるのでもっと被弾率は低いとか、実際は色々な要素があります。

何が言いたいかというと

強力なセットプレイは一つ一つに分解して、どういう読み合い(選択肢)があるのかを把握すること

がとても大事だということですね。

 

まちゃぼー氏の記事に記載されていたように、

一つの行動がどういう選択肢に対応しているのか、あるいはいないのかを把握できないと読み合いの舞台に立てていない。

 

なので、初中級者の皆さんは、

「なんやねんこの連携めっちゃ強いやんけ!!無理やん!!!」

ってなったらまず落ち着いて、勝てる選択肢を探すこと、分からなければ恥を忍んで聞くことが大事かと思われます。

 

(この記事を書くにあたって、決してアイギスの自虐がしたかった訳じゃないのをここに明記しておきます。

どんなに頑張っても16%の確率で崩れる連携って冷静に考えて強いですから…)

 

rolly

One Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です